映画「ファニーズ」はどんな作品?
今日は沖縄のおすすめ映画をご紹介します。
時は1990年代
沖縄で大人気だったお笑いコンビ『ファニーズ』
そのメンバーで26歳の若さで他界した伝説の沖縄のお笑い芸人『山城達樹』さんの人生を、自身も芸人として生きる実弟の山城智二さんが初監督を務めたセルフドキュメンタリー映画です。
私はこの映画を観るまでお笑いコンビ「ファニーズ」そして、「山城達樹」さんという人物は知りませんでした。
古くは戦後間もない頃の沖縄を盛り上げてきた「小那覇舞天(おなはぶーてん)」さんなどから始まり沖縄芸能はさまざまな方たちに引き継がれていきました。
そして時代は移り
1993年、沖縄の新たなお笑い文化の旋風と共に、沖縄初の芸能事務所 FEC(フリーエンジョイカンパニー)を立ち上げた男、ファニーズ山城達樹さん。大学卒業直後だったとの事。
90年代の芸能と言えば、、ちょうどそのころの僕ら世代はダウンタウンやとんねるず等に熱狂していた小中学生時代ですね!(懐かしい!)
沖縄のテレビにラジオに人気絶頂の中、事務所旗揚げから3年。1996年に山城達樹さんは急逝しました。過労だったという事。。
映画では、同じ芸人で実の弟である山城智二さんが、志し半ばで亡くなった兄である達樹さんの突き進んだ人生とその意思を引き継ぎ、FECの代表を務め、そこから現在まで約30年間。駆け抜けてきた形跡を追っています。
お笑い事務所FECとは
現在代表の山城智二さんを筆頭に「護得久栄昇」先生などが持ちネタのお笑いコンビ「ハンサム」さん、
"アメリカ米軍基地"をネタにしたお笑い舞台「お笑い米軍基地」などを手掛ける「まーちゃん(小波津正光)」さん(映画エイサーどんどんが好きでした!)
「やぎのシルー(いさお名ゴ支部)」さん、
ユタキャラで人気の「大兼のぞみ」こと「知念だしんいちろう」さんなど
沖縄で人気のタレントを多くマネジメントしている事務所です。(みなさんキャラ濃いですね、、笑)
映画のストーリーと見どころは?
映画製作にあたり、当時の映像・音源・達樹さん本人が残したノートなどの資料を集め、何度も映像素材を繋いでは道に迷ってやり直す・・・ということを繰り返しだったとの事。
監督の山城智二さんも撮影・編集スタッフを担う芸人も、手探りしながらも、達樹さんと時代を共にした人々へインタビューを行い、物語がすすむにつれ次第に「山城達樹」という人物像が浮き彫りになっていく、、という内容になっております。
私のように達樹さんの事を知らなかった人でも自然に引き込まれていき、お会いしたこともないけど好きになっていく感覚がありました。
魅力的な人だったんだなー
自分も生きた証を残して、人生を尽くしていかねばと強く思いました。
達樹さんのノートにこう記されていたそうです。
「まずはやる事、そして続ける事」
これ、すごい共感できる考え方でした。色々考えるのも大事だが、まずやってみる。そして改善しながら継続していくというのが私も同じ信念です。
少し私流に付け加えると、、
「まずは小さくてもやる事、そして続けながら育てる事」かな。
笑いから感動、そして涙。
沖縄の伝説を知ることができた素敵な作品です。
芸人は「職業」ではない、「生き方」だそうです。
芸人さんってかっこいいな。
個人的には、、
山城達樹さんの息子「山城皆人(やましろみなと)」さんの今後に注目してます!
とてもおすすめの映画ですのでぜひ機会があればご覧ください。
これからもおすすめの映画も紹介していきますのでぜひともご参考くださいね♪
みなさんのオススメ作品も教えてください。
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